201906AtsukoGoto

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後藤温子 -お伽話はひとりでに夢を見る-

Atsuko Goto - A fairy tale is dreaming by itself -

2019.6.22(Sat.)- 6.29 (Sat.)

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お伽話はひとりでに夢を見る_1167mm × 910mm (F50号)_綿布に膠、顔料、アラビアゴム、墨、ラピスラズリ_2019_web.jpg

お伽話はひとりでに夢を見る
A fairy tale is dreaming by itself
116.7×91cm
glue, pigments, gum arabic, japanese ink, lapis-lazulil on cotton
2019

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■会期
2019年6月22日(土)- 6月29日(土)

■時間
12:00-19:00

会期中無休

■会場
GALLERY KOGURE

■Date
July 22 [Sat.] - July 29 [Sat.]

■Open
12:00-19:00

No holidays

■Venue
GALLERY KOGURE

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この度、GALLERY KOGUREは、「後藤温子 -お伽話はひとりでに夢を見る-」を開催致します。

後藤は人が自覚していない心の奥にひそむ感情を描いてきました。美しい夢物語のような世界の中で、人の二面性や、ずるさやしたたかさなどの密やかな内面に迫ることで、意識の奥底に触れようとしてきました。今回の個展では「お伽噺はひとりでに夢を見る」と題し、これまでよりさらに深いところに潜む潜在意識に宿る、人知れぬ物語をたどります。

個展を構成するのは、「幸福な王子」「忘れられた夢たちのたくらみ」というそれぞれ架空の物語をモチーフにした2つのシリーズ。一般的に物語をテーマとするものは多くありますが、後藤の絵画世界はもっと官能の深いところを旅しています。物語に出会った人々の空想から生まれるイメージや、それが独り歩きする夢の中など、意識の深いところに眠る断片がひとつひとつの作品となっているのです。

意識の中という非常にぼんやりとしたテーマに取り組む後藤ですが、その絵は極めて核心的で複雑な線描よって写実的に描かれています。彼女は東京藝術大学油画技法材料研究室で顔料研究に没頭し、高い技術で原石から精製できるわずかな顔料である希少なラピスラズリを基調として制作。デリケートな顔料の色そのもので作品を描くには水彩画が最も適していると確信し、より高い発色のために紙ではなく目の細かい綿布を選びました。デリケートな淡い色合いのラピスと、それを妨げない他の顔料を巧みに使い分け、まさに超絶技巧と呼べるフリーハンドの筆使いによって完成度の高い作品を生み出します。妥協をゆるさない技術や顔料への深い愛着が後藤の美徳であり、おのずと作品からにじみ出る精神性につながっているのではないでしょうか。



GALLERY KOGURE

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