GALLERY KOGURE

徳重秀樹 展「骨花- 月下美人-」
Hideki TOKUSIGE solo exhibition “HONEBANA – Queen of the night – ”

会期  2013年4月5日(金)ー4月20日(土)
会場  LOWER AKIHABARA.
open  11:00-19:00
close   日曜・月曜

骨花
– いずれは枯れる一瞬の生のあらわれとして花の姿を死んだ動物の骨や毛皮で模したもの –

私たちは生きていくなかで多くの別れを経験する。
死は終わりではなく、死後も形を変え思いとして心のなかに生き続け、そして肉体は骨となり土へ還り、花や草や雲の一部となり、同じ世界を流転していく。
現代社会はそうした生と死の流れから乖離し、死を覆い隠し、老いを遠ざけ、病を忌み嫌っている。

「骨花」は制作そのものが、生と死の根幹にもう一度立ち戻り、鎮魂と再生の新しい在り様を探る行為である。
徳重はただ被写体を撮影し現像するのではない。
「骨花」制作の過程で、自ら生物の死骸を解剖して骨を取り出し、その骨から骨花を制作する。そして撮影を行い、フィルム現像し、被写体であった骨花を土へ還す。
この儀式的なこのプロセスは、「骨花」のコンセプトをなぞり、骨という死の象徴から作品を生み出している。

徳重のフィルターを通じ写し出された「骨花」は神秘的な美しさをたたえ、生と死の意味を問いただしてくる。

徳重英樹    www.honebana.com

1974年 鹿児島市生まれ。
1997年 日本写真芸術専門学校報道科卒業。
2004年 道路に死んでいたタヌキを拾って帰り、初めて骨をとる。
2008年 「骨花」制作をはじめる
東京都在住

受賞歴
2011 YOUNG ARTISTS JAPAN Vol.4 グランプリ

展示
2012  エマージング・ディレクターズ・アートフェア:ウルトラ 005 /東京 アートフェア
2012  Magnetic Field Resonance -磁場共鳴- Gallery YUKI-SIS /東京 グループ展
2012  Melting Point -茶の湯とアート、即興舞- Gallery YUKI-SIS /東京 グループ展
2012  PhotoTaipei 2011 /台北,台湾 アートフェア
2011  YOUNG ARTISTS JAPAN Vol.4 /東京

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