王 雪陽 -疂彩-
Xueyang Wang solo exhibition -Diecai-

■LOWER AKIHABARA. (closed)
■2018.3.17 – 3.29
■11:00 – 18:30
■Closed on Sunday, Monday and Mar. 21

この度、LOWER AKIHABARA.は、「王雪陽―疂彩―」を開催致します。 

王 雪陽 疂彩(じょうさい)について 
 東京藝術大学美術研究科工芸専攻に入学する前に、私は四川美術大学の工業デザイン科で日用陶芸デザインを学んでいた。また台湾でアクセサリーデザインの原型師として二年間の実務経験もあった。大学の在学中と仕事内容から学んだ技法の内容は、ほとんどが製品の大量生産に適した鋳込み技術であり、より深い発展性のある研究、さらには芸術的な創作は行わなかった。しかし、私がこれらの体験の中で気づいたこととは「最終的な表面装飾技法の活用は、全体的なデザインを完成させる過程において顕著に重要なものだった。その後、東京藝術大学で、私は陶磁器制作技術をさらに全面的に向上させるため、手工技術を重要視する工芸科に入学することとなった。工芸科では、多種類の陶磁器成型技術を勉強するだけでなく、陶磁器加飾技術の中でも特に日中陶磁器の加飾技術の融合応用を主要な研究内容として研鑽を続け、現在に至っている。陶磁器加飾技法の活用は、いわゆる日常の陶磁器の皿を芸術品を昇華する重要な手段のひとつであり、これに対して、多方面からの試行と研究を行った。

 多くの加飾技法の中から、私は主に彩絵加飾技法を選択し、深く研究を行おうと考えている。この方向は私の個人的な好みと長所を有効に生かせると考えた結果である。創作方向のおよその流れは、まず、彩絵形式の絵画感を芸術表現の主な内容とすることにある。次に、器の形状の変容と総合加飾技法の応用によって立体彩絵に求められる表現を創造し、現存する技法では表現しがたいところをいかに打破するのかについて研究することである。このようなプロセスにより「疂彩(じょうさい)」技法を完成させ、作品の完成度はもちろん、唯一無二の芸術性を高めることを強く求めていくことが私の研究制作の主題である。

 「疂彩」技法は私のオリジナル技法であり、現在の作品制作の中に主に使用している。この技法は色彩があざやかで豊かであり、細かな絵画表現ができるという技術上の特徴を備えている。さらに畳彩技法は高温焼成によって完成するため、通常の彩絵陶磁と比較して、飲食に供する陶磁器製品に利用した場合、より安全性が高い。他にも色の階調が明確で、顔料自体の量感を利用して立体感がある絵画表現を実現できる視覚上の特徴もある。「疂彩」技法の活用は伝統的な陶磁器の彩絵技術の表現力の幅を広げ、今までにない新しい視覚的刺激を与えることが可能である。 

2018 王 雪陽 / Xueyang Wang

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王 雪陽 / Xueyang Wang

GALLERY KOGURE