王 雪陽 ー徒然鏡ー
Xueyang WANG Solo Exhibition -Troublesome Mirror-
■GALLERY KOGURE
■2021.7.9 – 7.15
■12:00 – 18:00
■No holidays

縛られる自由
2021

貴妃兎(香炉)4
2021

 GALLERY KOGUREは王 雪陽(おう・せつよう)による個展「徒然鏡」を開催いたします。 
 
 人は生きていく限り欲望と共にあり続ける。そして欲望は羨望、嫉妬、希望、失望など様々な感情を生み出し、また、欲望を満たすために我々は行動する。しかし、時に自己を見つめ直すと、実際は自身が欲望を生み出し制御しているわけではなく、欲望の傀儡になっていることに気づく。この事実からは逃げることも叶わない。無視し得ず、全てを欲し、己を失い、最後には一切が徒然となる。
 
 元々抜きん出た画力を持っていた王は、陶磁器に於ける絵画感のこれまでの限界を突破すべく、日中陶磁器の加飾技法の融合から始めて研究に数年没頭した。その後、細密で極彩色鮮やかな、顔料自体の量感を生かし立体感豊かな絵画表現を可能にした「疂彩(じょうさい)」という王独自の技法に至った。色彩の階調が明白でありながら、高温焼成であるため、飲食での実用可能であるといのも大きな特徴となっている。疂彩の誕生から数年、彼女の筆使いはさらに進化し、ますます目を見張る内容の濃い作品となっている。
 
 本展では、各作品のテーマを人特有の欲望が作り出す形態とし、日々の様子に映る自身の姿を見ては、沈思黙考して省みることを表現している。


GALLERY KOGURE

Artist Official Page
王 雪陽 / Xueyang WANG
妖 -AYAKASHI

■Bunkamura Gallery
■2021.6-23-7.6

■10:00-19:00

goto

■作家
歌川国芳 / 歌川貞秀 / 月岡芳年 / 豊原国周 / ウチダ リナ / 王 雪陽 / 岡本東子 / 勝 国彰 / 北島麻里子 / 倉崎稜希 / 後藤温子 / 高木智広 / 田畑奈央人 / 中屋明子 / 平林貴宏 / 山本タカト / 吉田泰一郎 / 羅 展鵬(ロー・チャンペン) / LOTTA

■Artists
Kuniyoshi Utagawa / Sadahide Utagawa / Yoshitoshi Tsukioka / Kunichika Toyohara / Lina Uchida / Xueyang Wang / Toko Okamoto / Kuniaki Katsu / Mariko Kitajima / Ryoki Kurasaki / Atsuko Goto / Tomohiro Takagi / Naoto Tabata / Akiko Nakaya / Takahiro Hirabayashi / Takato Yamamoto / Taiichiro Yoshida / LO, Chan-Pen / Lotta

GALLERY KOGUREは、Bunkamura Galleryにて開催する「妖-AYAKASHI」に参加いたします。

日本人のDNAと古来の原風景から生み出された不思議で妖しい世界

アヤカシ(妖)とは目には見えぬものが起こした怪異現象の総称であります。

 古来より人々は全てものに魂が宿っていると考え、木や石、道具にも魂があり、夜の寝静まった時には行進をしたり、踊りを踊っていたり、歌を歌ったりしているかもしれないと信じられていました。そして、長く使い続けると道具に魂が宿る、と言い伝えられているように、昔の人はそれだけ物を大切にしてきました。使い捨て時代の昨今では、魂が宿りようもありません。
 そして昔は必要以上の「灯り」がなかったため、人々は当たり前のように目に見えぬ怪異を身近に感じ、そして共に生きていたのでしょう。当時の人々は当たり前に、身近にアヤカシを感じていたのです。疫病や厄災、怪奇現象など人知では解決できない目には見えぬ自然現象に畏怖し、転じて信仰の対象としても独自の精神形成をされてきたのです。

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 恐れられつつも謎めいた、未知の、得体の知れない怪異談は古典や伝説、童話、歌舞伎などを通じて語り継がれ、絵巻や浮世絵などの形で数多く残されています。さらには、令和の世の現代の日本人にも受け継がれ、アニメや漫画化され深く浸透し、その題材は現代の作家たちの好奇心を掻き立てています。
 時には恐ろしく不気味、でもユーモラスで憎めない愛嬌のある日本古来のキャラクターたちは畏怖の対象でもありながら親しみを持ち続けられているのです。画面に恐ろしく描かれた妖怪や人物たちは、実は私たち誰もが持っている人知れぬ心の深淵にある醜さと恐怖心を戯画化されたものに過ぎないのかもしれません。

 本展では「アヤカシ」をテーマに江戸期の浮世絵から現代の緻密で確かなテクニックを持ち合わせた作家たちが独自の感性と解釈で創作した浮世絵、陶器、油彩、彫刻など展覧販売いたします。
時空を超えた不気味で美しい、明るく陽気でユーモアたっぷりの異界へ、どうぞお立ち寄りください。

Bunkamura Gallery